様々な企業で導入されている産業用パソコン。一般向けのパソコンとは様々な点が異なっており、特徴や選び方など大きく異なります。今回は、産業用パソコンとはどんなものなのか、産業用パソコンの選び方について解説していきます。
産業用パソコンとは
産業用パソコンとは、工場や医療、研究機関、一般企業など、幅広いジャンルの産業で使われているパソコンのことです。一般向けのパソコンとは、以下4点が異なります。
・長期的な使用が可能
一般向けのパソコンの寿命は5~10年と言われています。産業用パソコンの寿命は10年以上と言われ、長いものでは15年程度使うことも可能です。産業用パソコンには、超供給型のパーツを随所に使用しており、同じパソコンを長く使うことができるのです。
・長期的な連続運転が可能
産業用パソコンは、業務で使うため24時間365日連続で稼働されている場合も少なくありません。産業用パソコンは長期的な連続稼働を想定して作られている場合も多く、その場合でも長期的に使うことができるのが大きな強みです。
・耐環境性能が高い
産業用パソコンは、劣悪な環境でも使用できるよう、一般向けのパソコンよりも耐久度が高く設計されています。特に工場の場合、粉塵が舞う、機械などが稼働しているためよく振動が伝わるなどと言った環境下で使用せざるを得ない場合があります。こういった環境にも耐えられるだけでなく、長期的に使用することが可能なのです。
・制御や解析に特化した性能を有する
産業用パソコンは、工場だけでなく、研究機関などでも使われています。研究機関の場合、実験結果をまとめたり、シミュレーションを行うために膨大な計算を行ったりする場合があります。一般向けのパソコンでは、処理に時間がかかってしまいますが、解析に特化したパーツを積んでいるパソコンの場合、圧倒的な速さで終わらせることが可能です。
産業用パソコンの選び方
上記のように、一般向けのパソコンでは不可能な計算や環境で使うことができるのが産業用パソコンです。ただし、ハイスペックが故に、値段が高く、また大きさも大きくなる傾向があります。また、カスタマイズ性もあり、納期が遅くなることがあるので注意しましょう。
そのため、産業用パソコンを選ぶ際には、どんな用途で使うのかをしっかりと考えて、用途にわせたスペックを選ぶことが大切です。オーパースペックのパソコンを選んでしまうと、値段が高く、大きさが大きいだけでなく、メンテナンスが大変になります。
例えば、研究用で産業用パソコンを導入したい場合、アプライドのHPC(https://bto.applied.ne.jp/)などがあります。ここは、カスタマイズモデルでも、最短1週間から研究などで使用できるHPCを納品してもらうことが可能です。様々な大学への導入実績などもあり、導入先のクライアントの声を見ることができるので、パソコン選びの参考人もなります。
産業用パソコンは、企業の要となる大切なものです。きちんと吟味して、用途に合わせたスペックを選んでくださいね。